幸せな人、成功している人、ストレスの少ない人の共通点として、感情をコントロールできていることがあります。彼らは、感情に支配されません。感情をコントロールできるテクニックを持っています。
ここでいう感情とは特に負の感情です。
では、負の感情に支配されないために、何ができますか?はじめにできることは、自分の感情のクセに気づくことです。
目次
負の感情とはどんなものか?
「自分の感情のクセに気づくこと」を考える前に、まず、負の感情とはどんなものか整理しましょう。
負の感情を言葉にして言い換えてみると
- 気持ちがモヤモヤする
- イライラしている
- 不安になる
- 心配に押しつぶされそうになる
- 何もかもが嫌になる
- 目の前のことを投げ出したくなる
- 人を憎む
- 人を嫌いになる
- 絶望的になる
- 逃げ出したくなる
- 人生をやり直したくなる
- 人生あきらめモードになる
などなどです。上のような気持ちにたびたびなりますか?
上のような気持ちを感じたら、まずはそれが負の感情であると認識しましょう。
負の感情が強くなりすぎて、いつも最悪の事態を想定してしまう人は、以下の記事をお読みください。
参考記事:いつも最悪の事態を想定してしまうあなた。それは起きません。
冷静な自分を「離脱」させ、客観的に感情を見るクセをつける
負の感情が認識できたら、それを客観的に見る訓練をします。
イライラや不安を感じている時は、冷静さを失っていることが多いです。ですが、そんなときこそ深呼吸をして冷静になり、自分が今、どんな感情を持っているか、客観的に見る訓練をします。
負の感情は波のようなものです。大きな波をかぶって溺れそうになっている自分をイメージします。
そして、そこから幽体離脱するような感じで、冷静な自分を空中に浮かび上がらせます。
現実の自分は、大きな波をかぶって、今にも溺れそうになっています。もう一人の冷静な自分は空中に浮いて、感情の波に飲み込まれている自分を見つめています。
「ああ、大きな波に飲み込まれているな〜」とつぶやいて見てください。
負の感情に飲み込まれそうになった時、冷静な自分を「離脱」させ、客観的に心を見る訓練をします。
いつ、どんな場面で負の感情が起きるのかを分析する
先ほどの負の感情
- 気持ちがモヤモヤする
- イライラしている
- 不安になる
- 心配に押しつぶされそうになる
- 何もかもが嫌になる
- 目の前のことを投げ出したくなる
- 人を憎む
- 人を嫌いになる
- 絶望的になる
- 逃げ出したくなる
- 人生をやり直したくなる
- 人生あきらめモードになる
この感情の大きな波に飲み込まれるときは
- どんな状況で起きることが多いか?
- 人にどんなことを言われたら、負の感情が来るのか?
- どんな問題が起きたら、そういう感情になるのか?
- 周期的なものか?
- 時間帯はどうか?
- その時の人間関係はどうか?
- その時の経済状況はどうか?お金がない時にそうなりやすいか?
- 仕事がうまくいっている時か?そうでない時か?
負の感情に飲み込まれている時に、少し冷静になって、いろいろと自分の心を分析して見てください。
そうすると、自分の感情のクセ(型、パターン)に気づくことができます。どんなパターンで負の感情の波が来るのかを理解でき、「ああ、また来たか!」と客観的に自分を見ることができるのです。
負の感情が来たら、それに飲み込まれるままにするのではなく、冷静な自分を「離脱」させ、感情を客観的に見てみましょう。
負の感情がいつ、どのように収まっていくかを分析し覚えておく
ひとまず自分の感情のクセを知ることができたら、次は負の感情がいつ、どのように収まっていくかを分析し、覚えて起きましょう。
負の感情は波のようなもので、大きい時もあれば、小さい時もあります。そして、大きな波もいつかは収まっていくものです。不思議なもので、人間は大きな負の感情に飲み込まれたままでいることはありません。いつかは自然と過ぎ去っていくものなのです。それで、
- 負の感情が過ぎ去っていく瞬間がいつなのか?
- どんなタイミングなのか?
- 何が原因で負の感情が収まるのか?きっかけは?
- どういう風に収まっていくのか?
- 誰かに会った時か?アドバイスをもらったからか?
など、負の感情が消えていた理由も客観視するようにしましょう。
以前、負の感情を持った時に、それがどういう風に収まっていったかを思い出し、パターンをまとめることもできます。
それを知ることで、負の感情の波が不意に襲って来ても、過去のパターンを応用して、冷静に感情をコントロールできます。
それすればネガティブな感情を引きずることなく、クヨクヨをやめられます。
一にも二にも、自分の感情のクセを知ること
ですので、負の感情をコントロールするためには、一にも二にも、自分の感情のクセを知ることが欠かせません。
自分の負の感情のクセやパターンを知ることができれば、それに対処するのも簡単です。負の感情の大きな波に飲み込まれて、気持ちが暗くなるときは、少しだけでいいので、冷静になってください。そして冷静な自分の感情を「離脱」させ、負の感情に溺れている自分を客観視しましょう。そして、どんなパターンで波に溺れ、その波はどんなパターンで収まっていくかを分析し、知りましょう。
そうすれば、負の感情の波が来た時に「ああ、また来たか!」と冷静に感情をコントロールできるはずですよ!
ポイントのまとめ
- 冷静な自分を「離脱」させ、客観的に感情を見るクセをつける
- いつ、どんな場面で負の感情が起きるのかを分析する。自分特有のパターンがあります。
- 負の感情がいつ、どのように収まっていくかを分析し覚えておく。これにも自分特有のパターンがあるので、それを知るようにする。
- 負の感情の大きな波に飲み込まれて、冷静な判断ができなくなることは避ける。