マスク不足が深刻な今。これから花粉症の季節には心配です。今年は花粉症のピークは少しはやまるようですね。
2月13日放送の【スッキリ】では、そんな花粉症の新対策として最近メディアによく登場するゾレアが特集されました。ゾレアを使用後、2週間目にはほぼ症状がなくなるとのこと。番組の情報をまとめました。
ゾレアとは?
【スッキリ】によるとゾレアはもともと重いじんましんや重いぜんそくなどにの治療に使うお薬でしたが、去年の12月から花粉症の治療にも適用されるようになりました。
ゾレアの詳細はゾレア公式サイトをごらんください。症状ごとに詳しい説明がされています。
開発にも携わられた日本医科大学の大久保教授によると、治療後1週間で症状が弱まり、2週間で症状はほぼなくなるとのこと。
ゾレアは抗体が免疫細胞に結合するのを未然に防ぎ、アレルギー反応そのものが起きなくなる効果があります。池袋大谷クリニックの大谷義夫先生によると、飲み薬や点鼻を使っても良くならない方に効果的とのこと。
ゾレアは1回75mg~600mgを注射で投薬。従来の治療薬と併用します。2週間〜4週間に1回注射。
150mgを投与する場合、約1万4000円(保険適用後の自己負担額)です。
高額ではありますが花粉症には有効なお薬のようですね。
ゾレアについてさらに詳しく知りたい方は【ノバルティス、世界初となる季節性アレルギー性鼻炎に対する抗体製剤「ゾレア®」の適応追加の承認を取得】をごらんください。
ゾレア使用の条件は?注意点は?
ゾレアが使用できる条件は以下です。(詳細な条件はゾレア公式サイトでご確認ください)
- 12歳以上
- スギ花粉による花粉症の確定診断がでている
- 過去 他の薬で利用したものの重い症状が1週間以上継続など
スッキリによると、重い症状とは、くしゃみ発作が1日11回以上、鼻水が1日11回以上、鼻詰まりが非常に強い、口呼吸が1日のうちにかなりあるなど。どれか1つでも当てはまれば重い症状と考えられます。
ちなみにハリセンボンの春菜さんはブタクサ花粉症とのことでしたが、ブタクサ花粉症は現在のところ対象外とのことでした。
注意点はめまい・疲労・失神といった副作用です。ただしスッキリに登場した医師によると「多くの人に使ってきましたが、わたくし個人の経験としてはそういうことはありませんでした」とのこと。
詳細は厚生労働省のガイドライン、ノバルティスファーマ資料をごらんください。
まとめ
ゾレアは花粉症にはたいへん効果的なようです。ネックは価格。150mgを投与する場合、約1万4000円(保険適用後の自己負担額)。これを花粉症のシーズン中、払い続けるのはかなり負担が大きいかもしれません。
とはいえ、症状はかなり軽減されるようですので、重いスギ花粉の症状で悩んでおられる方は選択肢に入ると思います。