2019年9月17日放送【林修の今でしょ講座】では、夏の疲れを吹き飛ばす、若返りに効果的な「薬味」がランキング形式で紹介されました。日常の料理でよく登場する薬味。
それを上手に使えば、健康的になれるのは嬉しいですね。番組では「胃腸の復活」「脂肪の燃焼」「冷え性改善」「血管強化」などが期待される薬味、それぞれの最適な組み合わせが紹介されました。
番組を見逃した方のために、情報をまとめました。参考にどうぞ。
講師は平柳要先生
目次
最強の薬味ランキングTOP5
9月17日放送【林修の今でしょ講座】では長ねぎ、しょうが、にんにく、かぼす、大根おろし、大葉、みょうが、唐辛子、わさび、さんしょうの10品の中から、若返りに効果的なTOP5の最強薬味がランキングされました。
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第1位 長ねぎ
冷え性を防ぐ効果が期待できる薬味として「長ねぎ」が最強の薬味第1位にランクインしました。
【今でしょ講座】では、長ねぎに毛細血管を老けさせないパワーがあると紹介されました。
ポイントは長ねぎの白い部分と緑の部分の両方を食べること。
白い部分のニオイ成分アリシンには血管を広げる効果があります。
緑の部分のβカロテンには血液を増やす成分があります。
この白と緑のW効果で、冷え性改善が期待できるとのことでした。
これからの季節、嫌な冷え性の対策として長ねぎが効果的ですね。さっそく、料理に使いたいです。
第2位 とうがらし
隠れ肥満を防ぐ薬味として「とうがらし」が第2位にランクインしました。ダイエットをしている人には嬉しい情報ですね。
【今でしょ講座】によるととうがらしの辛味成分カプサイシンには、高い脂肪燃焼効果が期待できるとのことです。カプサイシンは中性脂肪を分解します。
カプサイシンは血液に吸収され、脳に運ばれます。そしてとうがらしに含まれるカプサイシンは、運動したときと同じように脳からアドレナリンを分泌させ、脂肪を燃焼しやすくなるようです。運動嫌いの人にはぴったりのヤセ食材ですね!
とうがらしと相性が良い組み合わせ
とうがらしと相性のよい組み合わせは大根おろし。もみじおろしですね。大根おろしの消化促進作用と、カプサイシンの脂肪燃焼効果で、ダイエットには最適な薬味になります。
第3位 にんにく
血管をふけさせない薬味として「にんにく」が第3位にランクインしました。
香川県はにんにくの収穫量が全国3位。番組に登場した、にんにく農家の方の血管年齢は、のきなみ若かったです。
その理由は、にんにくに多く含まれるアリシン(ニオイ成分)。アリシンには血管を広げ、汚れを取り除く効果があります。にんにくは食べる降圧剤とも呼ばれているようです。
ポイントは、にんにくを細かくすること。理由は、アリシンがにんにくの細胞を破壊してはじめて生まれる成分だからです。
これは、大根おろしやしょうがをすり下ろしたほうが効果が高いのと同じ理論ですね。
にんにくは1日ひとかけらの半分を摂取すれば、血管をふけさせない効果が期待できるようです。多くないですね!
ちなみに、血管をふけさせない効果を生むためには、生で食べるほうが良いとのことでした。加熱すると成分が変化して、アリシンが減少してしまいます。
【教えてもらう前と後】にんにくで夏バテ解消。にんにく醤油漬けの作り方
にんにくと相性が良い組み合わせ
健康長寿の方々は、にんにくとトマトを組み合わせて食べていました。
トマトのにんにくドレッシング和えの作り方
- にんにくを細かく刻み、カットしたトマトと混ぜる
- オリーブオイルと塩で味付ける
トマトのリコピンは血管の酸化を防ぎます。それに加えて、にんにくのアリシンには血管を広げる効果が期待できるため、トマトとアリシンの組み合わせは相性が抜群とのこと。
第4位 しょうが
免疫力をふけさせない薬味として「しょうが」が第4位にランクインしました。
【あさイチ】しょうが(生姜)ダイエット。夏の疲れも一気に解消
しょうがの生産量が1位の高知県の方は、免疫力がとても強いようです。免疫力が強ければ風邪予防になりますね。
しょうがのパワーを最大限に引き出すために、ポイントは加熱して食べること。加熱することで、ジンゲロールの一部がショウガオールに変化します。
辛味成分ショウガオールを摂取すると血流が良くなり、体温が上がります。その結果、免疫細胞が調整され免疫力が上がると番組では紹介されていました。
【今でしょ講座】で紹介された、免疫細胞がより活性化する食べ方は「豚の生姜焼き」。
免疫細胞はタンパク質からできているので、しょうがと豚肉を一緒に食べると効果的とのことでした。
【教えてもらう前と後】生姜焼きレシピ。夏バテ対策になる美味しい食べ方は?
しょうがと相性が良い組み合わせ
しょうがの栄養を逃さないすりおろし方は、皮ごとすりおろすでした。その理由は、生姜の辛味成分ジンゲロールが、しょうがの皮の近くに多く含まれているからです。
高知県で調査したところ、免疫力を老けさせないしょうがと相性が良い組み合わせは、皮ごとすり下ろした生姜を温かい緑茶に入れて飲むことでした。これは、驚きです。初めて知りました。
緑茶のエピガロカテキンガレートと生姜のジンゲロールにより、免疫力がWでアップするようです。これはお得な情報でした。
風邪気味や疲れているときは、生姜緑茶をぜひぜひ試してみたいです。
第5位 大根おろし
胃腸をふけさせない薬味として「大根おろし」が第5位にランクインしました。
大根おろしを意識して食べている北海道の健康長寿の方は胃腸が老けていないようです。
胃腸のためには大根だけではなく、大根おろしではないと意味がないとのこと。なぜかと言うと、大根を大根おろしにすることで、辛味成分イソチオシアネートを多く摂取できるからです。イソチオシアネートは大根の細胞が破壊されて生まれる成分です。
このイソチオシアネートが唾液や胃液の分泌地を促し、消化を促進。さらに強い殺菌作用からがんの予防効果も期待できるようです。
ポイントは辛味成分。時間が経つと減ってしまうので、おろしたてがおすすめです。
最強の大根おろしの作り方
番組では大根の選び方とおろし方で、健康効果が変わると紹介されました。これは大切な情報ですね。
同じ大根であれば、辛味成分が多く、健康効果が期待できる大根を選び、調理したいと思います。
【林修の今でしょ講座】によると、辛味成分がいちばん多い部分は大根の下部(先の方)だそうです。スーパーで買う時は大根の下部(先の方)を選びましょう。イソチオシアネートの量が数倍になるようですよ!
そして、大根をおろし金でおろすときは、垂直で下ろすほうが良いようです。理由は、垂直に下ろすことで細胞がしっかり壊れるからです。垂直とななめにすった大根おろしでは、辛味成分の量が全然ちがうようです。
番組で紹介された選び方と調理法をさっそく試して、イソチオシアネートを効率的に摂取して、胃腸を老けさせないよう注意しましょう。
大根おろしと相性が良い組み合わせ
大根おろしと相性が良い食品は「納豆」!
大根の一大産地・北海道では、めんつゆのなかに大根おろしと納豆を入れて、そうめんを食べていました。
納豆は最強の健康食材との呼び声も高いです。胃腸を守る大根おろしと組み合わせると、高い健康効果が期待できますね。
さっそく試してみたいと思います!
番組を見た感想とまとめ
普段、なにげなく食べていた薬味。それぞれに嬉しい健康効果があることが分かりました。自分の体調や症状に合わせながら、最も良い薬味を食べようと思いました。
【9月17日その他の内容】