2019年6月18日放送【林修の今でしょ講座】では「マグネシウム」が特集されました。最新研究によると高血糖や糖尿病の原因は食生活ではなく「マグネシウム不足」の可能性があるということ。
「マグネシウム」という栄養素について気になる事が説明されました。番組で紹介された情報を感想とともにまとめています。
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マグネシウムに秘められた驚きの効果
マグネシウムについて講義をしてくださったのは、横田邦信(東京慈恵会医科大学 客員教授)です。いま日本人のマグネシウムは、1日100mg以上不足しているとのことです。マグネシウムをとると、肌荒れ、肥満、血糖値上昇に効果的です。2010年にはマグネシウムを多く摂取していた人たちは、摂取していない人より糖尿病発症率が47%減少したという研究もあるようです。
肌荒れ、肥満、血糖値上昇に効果的
マグネシウムを摂取すると肌内部の水分量アップして、肌を潤す働きが期待でき、肌荒れに効果的です。
また代謝をアップさせ、中性脂肪を燃焼させやすくする働きがあるので、肥満対策にも効果的のこと。
そして、血糖値の上昇を抑える働きもあるようです。
マグネシウムを手軽に取れる食材
横田先生がオススメするマグネシウムが手軽に取れる果物はバナナです。
・バナナに含まれるマグネシウムは約32mg
・果物の中ではトップクラスの含有量
・バナナをヨーグルトと一緒に食べると、マグネシウムの吸収がアップする
・きな粉に含まれるオリゴ糖もマグネシウムの吸収をアップさせる
・バナナ×ヨーグルト×きな粉の組み合わせがよい
横田先生がオススメするマグネシウムが手軽に取れる野菜はほうれん草です。
・ほうれん草(100g)に含まれるマグネシウムは約40mg
・緑の濃い野菜はマグネシウムが多い
・ほうれん草に組み合わせると良い食材はたまご
・卵黄のビタミンDがマグネシウムの吸収をアップさせる
・香辛料の中にもマグネシウムが入っているので、胡椒をかけるのも良い
横田先生がオススメするマグネシウムが手軽に取れる海藻はわかめです。
・カットわかめ(約10g)に含まれるマグネシウムは約41mg
・食事からとるマグネシウムに過剰摂取はない
食事からとるマグネシウムに過剰摂取はないということですので、健康のためにマグネシウムが含まれる食材を積極的に食べていきたいですね。
マグネシウムが多い食材の覚え方
横田先生が作った、マグネシウムが多い食材20品の覚え方は「そばのひ孫と孫は(わ)やさしい子かい、納得」でした。
- そば
- ばなな
- のり
- ひじき
- まめ
- ごこく
- とうふ
- まっ茶
- ごま
- わかめ
- やさい
- さかな
- しいたけ
- いちじく
- こんぶ
- かき
- いも
- なっとう
- とうもろこし
- くるみ
マグネシウムの専門家・横田邦信先生
横田先生はマグネシウムに情熱を傾けられている先生で、マグネシウムの様々な健康効果を発表しておられます。林先生が会いたかった先生の1人です。糖尿病や生活習慣病とマグネシウムの関係を研究している先生です。
*横田邦信先生の紹介
東京慈恵会医科大学・同大学大学院卒業後、富士市立中央病院内科医長、横須賀北部共済病院内科部長、東京慈恵医科大学助教授、同附属病院 糖尿病・代謝・内分泌内科診療医長を経て2017年現在東京慈恵会医科大学客員教授、糖尿病・代謝・内分泌内科客員診療医長。糖尿病や生活習慣病にはマグネシウムが深く関係しているという観点から、医学的に糖尿病やメタボリックシンドローム発症のメカニズムや治療法を説く。日本社会全体に貢献している医師の一人。(横田先生が共同設立してマグネシウムに関する情報を提供しているサイト:http://mag21.jp/ )
引用:MedicalNote
横田先生の著書
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【林修の今でしょ講座】コーヒー&緑茶で夏を元気に過ごす!肥満や肌の老化の防止にオススメ。感想とまとめ
驚きました、マグネシウムの健康パワー!糖尿病の対策にも効果的なだけでなく、アンチエイジング効果も期待できるとのこと。もっと詳しくマグネシウムについて知りたいと思いました。MAG21研究会というサイトにもマグネシウムの栄養パワーが詳しく説明されているので、よければ参考にしてください。