8月20日放送【この差って何ですか】は「おしっこにすぐに行きたくなる人とおしっこにあまり行かない人の差」ですた。トイレが近いって、生活していく上ではかなり不便ですよね。逆にぜんぜんトイレに行かないのも、不安になります。
「おしっこにすぐに行きたくなる人とおしっこにあまり行かない人の差」は何なんでしょうか?番組を見て、その理由と解消法をまとめました。
★番組に登場した専門家→旭川医科大学・松本成史先生
トイレ(おしっこ)が近い理由
旭川医科大学・松本成史先生によると、おしっこにすぐに行きたくなる人、おしっこにあまり行かなくて平気な人の差は、膀胱の筋力が衰えているかかどうかでした。
通常、老廃物は血管を通り腎臓へ。そして腎臓で濾過されて膀胱へいきます。そして膀胱である程度たまってから、排尿されます。
膀胱は筋肉でできているので、伸び縮みします。おしっこにあまり行かなくて良い人は、膀胱の筋肉がかなりの程度伸びるということ。おしっこにすぐに行きたくなる人は、膀胱が固くて伸びにくい可能性があるようです。
・膀胱柔らかい → ためやすい → 回数が少ない
・膀胱固い → ためにくい → 回数が多い
膀胱の筋力が衰えている人は、たまったおしっこを十分に出しきれません。結果、残尿としてのこり、次に尿意を感じるまでの時間が短くなります。
そして、膀胱の筋力は、加齢とともに落ちていくそうです。ちなみに全年齢のおしっこの平均時間は21秒。それよりも大幅に短いのであれば、膀胱の筋力が落ちているかもしれません。
心理的な理由もある
松本先生によると、おねしょが長く続いていた子供ほど、トイレが近い可能性もあるとのことでした。
過活動膀胱→心理的な原因で、膀胱が伸びる前におしっこに行ってしまう
「トイレ(おしっこ)が近い」解消法は?
トイレが近いことの解消法は、ずばり尿意がきたらガマンすることです。尿意が来てから、数分間ガマンすることで、膀胱におしっこをためて、膀胱の伸びの力が強くなるようです。
膀胱を鍛えるということですね。
ガマンのしすぎはいけません。松本先生によるとガマンの時間は数分間で良いようです。トイレが近い人は、さっそく、試してみたいですね。
「おしっこが不意に漏れる」解消法は?
何かの拍子に少しおしっこが漏れる状態は、「腹圧性尿失禁」と呼びます。特に女性に多い症状のようですね。
出産により骨盤底筋がダメージを受けて、この症状が出る人が多いとのこと。
解消法としては、骨盤底筋を鍛えること。【この差って何ですか】では、「肛門キュッキュ体操」が紹介されました。肛門のアナをぐっと締めたり緩めたりする体操のことで、立っていても座っていてもできます。
肛門キュッキュ体操のやり方
- 5秒間、肛門をしめる
- ゆっくりゆるめる
- 1日10〜20回を継続する
「おしっこが泡立つ」?
尿にタンパク質や糖分が多いときに、おしっこが泡立つようです。オードリー春日さんのようにプロテインなどを飲んでいるときは、一時的に泡がでることもあるとのこと。
おしっこの泡立ちがずっと続く人は、病院で検査を受けたほうがいいようですね。
「おしっこのキレが悪い」解消法は?
MCの加藤さんの悩みは、おしっこのキレが悪い(排尿後尿滴下)でした。男性は経験があるかもしれませんね。
松本先生によると、男性の体の構造上、ある程度はしょうがないとのこと。
女性は尿道が真下になりますが、男性は上にすこし曲がっています。排尿後、尿が肛門と陰嚢の間(尿道が曲がった部分)に、少し溜まってしまうのは構造上 仕方ないんですね。
解消法としては、股の付け根あたりを自分の手で押すこと。自分で溜まった尿を押し出す、シンプルな方法でした。
感想とまとめ
おしっこが近いかどうか…それには膀胱の筋力が大きく関係しているとのことでした。おしっこが近い頻尿気味の人は、番組で紹介された解消法をさっそく試してみましょう。