2019年7月1日【名医のTHE太鼓判】では血糖値の急上昇を防ぐ「レジスタントスターチ」が特集されまました。病気のリスクを抑え、血糖値の急上昇を緩やかにし、ダイエットにも効果的な炭水化物の食べ方とは?番組の情報を感想とともにまとめました。
血糖値が上がらない炭水化物の食べ方とは?
血糖値が上がらない炭水化物(ご飯)の食べ方とは、ご飯の温度を下げることでした。
・ご飯の温度が高い→血糖値が急上昇する
・ご飯の温度が低い→血糖値が上がりにくい
これは、ご飯だけでなくラーメンの検証でも同じ結果でした。つまり、冷やした炭水化物は血糖値が上がりにくいということですね。ポイントは、デンプンは冷えると、レジスタントスターチに変わることです。
レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチとは「消化されない(レジスタント)でんぷん(スターチ)」とのことです。食物繊維のような働きをし、血糖値の上昇抑制や腸内環境を整えるだけでなく、体重増加を抑える効果も期待できます。さらに美肌などのアンチエイジング効果もあるようですよ。
レジスタントスターチ(resistant starch; RS)とは、ヒトの小腸まででは消化されず、大腸に届くでんぷん、および、でんぷん分解物の総称である。「レジスタント」=「消化されない」、「スターチ」=「でんぷん」という意味であり、難消化性でんぷんまたは耐性でんぷんとも呼ばれる。 2N水酸化カリウムで可溶化した後にグルコースとして定量される複数種のデンプンに対して与えられた総称である。
ちなみにレジスタントスターチは一時的に温まってもデンプンには戻らないとのことです。温かいものと一緒に食べても大丈夫だということですね。
冷めたおにぎりを美味しく食べる方法
番組では冷めたおにぎりを美味しく食べる方法が紹介されました。これならレジスタントスターチの働きにより、血糖値の上昇を抑えられますね。
冷めても美味しいおにぎりの作り方
1.炊き上がったお米をバットへ移し、切るようにほぐす。そうすることで余分な水分を飛ばすことができる
2.握る時のポイントは握らないこと。手のひらにご飯をのせて、ふんわりと形を整えればそれでOK
お弁当箱に詰める時も、詰め込まずにふんわりと入れるだけで良いようです。番組では3人の視聴者による食べ比べが行われていましたが、全員水分を飛ばし、ふんわり握ったおにぎりが美味しいと言っていましたね。
冷めたご飯であれば、レジスタントスターチが含まれるので、炭水化物だとしても急激に血糖値が上昇することがないので、ダイエットには効果的ですね。
同日放送のその他の内容
7月1日放送の名医のTHE太鼓判。幻のこんにゃくや発酵食品が大人気の道の駅が特集されました。
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感想とまとめ
初めて知りました「レジスタントスターチ」。炭水化物なのに血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪もつきにくいなんて、ダイエットにはもってこいの食材ですね。