いつも上司にどう評価されているか、気になりますか?上司に褒められたり、反対に怒られている自分を、いつも妄想していませんか?
上司にどう評価されているか、いつも考えてしまうことが良くない理由を説明します。
目次
上司はあなたを四六時中、評価しているわけではない
人間関係の基本中の基本で、これを知っておくとたいへん気が楽になるのですが、人はあなたのことを、あなたが思うほど気にしていません。
みんな、自分のことで精一杯なので、他人のことばかり考えているヒマはありません。瞬間的に考えることはもちろんありますが、四六時中、他人のことを考えている人はまずいません。上司も同じで。四六時中、あなたを評価しているわけではありません。
なぜ上司からの評価ばかり考えてしまうのか?
なぜ、職場や家でも、上司の評価ばかり考えてしまうのでしょうか?それは、人生や仕事における成功の評価軸が、自分ではなく、上司に設定されているからです。要するに上司に気に入られようと必死なわけです。どんな問題がありますか?
評価軸が上司だとどのような問題が起きるか?
評価軸が自分ではなく、上司に設定されると、どんな問題がありますか?
たとえば、上司が間違っているときはどうですか?上司の指示や命令が、自分の信念に反する場合はどうでしょう?それでも上司に気に入られようとしますか?また、上司が変わったらどうでしょうか?また一から新しい上司の機嫌取りをしますか?
評価軸が上司にあると、喜びや悲しみの基準が上司の反応になるので、信念のないブレブレの人生を送ることになり、感情的に不安定な人になります。
たとえば!
人に道を尋ねられて、行き先を説明するときに、動く車やバスを目印にはしません。もし動いてなくなっていたら、目印にならないからです。
上司の反応も、動く車やバスのようです。昨日はあったものでも、今日はもう無くなっているかもしれません。上司の反応や評価だけを目印にすると、自分が行くべき道を見失ってしまいます。
評価ばかり気にする自意識過剰な人は嫌われる
そして、もう一つのヤバい点ですが。上司の評価ばかり気にして、上司に気に入られようと頭がいっぱいの人は、「自意識過剰」な人です。そしてふつう、自意識過剰な人はめんどくさがられます。いつも自分のことばかり考えている。自分勝手な性格だからです。
自意識過剰な人と友だちにはなりたくないですね。もしあなたが上司の評価ばかり気にして、いつも顔色を伺っているならば、上司には「めんどくさい部下」と思われているでしょう。上司もバカではないので、あなたが自己中心的で、なおかつ信念を持たない部下だとサックリ見抜いています。よって、あなたが期待しているような評価は得られません。
評価軸はいつも自分の成長に置く
ですから、評価軸はいつも自分の成長に設定するようにしましょう。そして自分の与えられた仕事に熱中しましょう。かんたんな方法は、昨日の自分と比べることです。昨日の自分より成長した部分に注目し、受け入れましょう。
参考記事:昨日の自分を超えていこう 人と比べない幸せな生き方
たとえば!
先ほどの話の続きです。人に行き先を説明するときは、大きなビルとか、信号機を目印にしますよね。それは、動かない確実なものだからです。
では自分の人生において、動かない確実なものとはなんでしょうか?それは自分の過去です。昨日の自分です。ですから、過去の自分、昨日の自分を目印にして、昨日の自分を超えるように前進していけば、間違いなく成長します。
上司の評価を気にする人生を送るのはもうやめよう
自分の成長に意識を集中して、昨日の自分を目印にし、成長しながら人生を歩き始めると、上司の反応など、どうでも良くなってきます。参考程度のものに収まります。
上司の評価なんて、不安定なものです。上司だって人間です。いつも完ぺきではありません。上司そのものが変わることだって、しょっちゅうあります。そんな上司の反応にいちいち気を取られ、いつも考え込んでしまうのは、時間と感情の浪費です。自分の人生、目の前のやるべき仕事に集中しましょう!
ポイントのまとめ
- 上司はあなたを四六時中、評価している訳ではありません。
- 評価軸は上司の見方ではなく、自分の成長におきましょう。
- 自意識過剰な自分に気づきましょう。
- 上司の評価は参考程度にして、自分の成長と人生に集中しましょう。