2019年7月22日放送【あさイチ】は「疲れない体を作る方法」が特集されました。ふだん何気なくしている体の動きを少し変えるだけで、楽に生活を送れる方法を、専門家たちが大紹介。特に、スタンフォード大学の大学のトレーナー山田先生が紹介したIAP呼吸法には大注目です。すぐに役立つ番組の情報を感想とともにまとめました。
目次
スタンフォード式の呼吸法
スタンフォード大学の大学のトレーナー山田先生によると、IAP呼吸法をすると、疲れにくい体になるとのこと。IAP呼吸法とはIntra abnormal pressureの略称です。
息を吸うときにお腹を膨らませ、息を吐くときもお腹を膨らませたままにする呼吸法のことです。息を吐くときの方法が、腹式呼吸との違いですね。
こうすることで、常にお腹の中に圧力がかかったままになり、脊髄が安定して、疲れにくい体になるようです。
IAP呼吸法のやり方
(1)お腹を手で押さえる。腰の上の骨がない部分
(2)4秒かけて、鼻から息を吸う。手でお腹のふくらみを感じる
(3)6秒かけて鼻から息を吐く お腹はできるだけふくらんだままにする
岡田慎一郎先生の裏ワザ
古武術の岡田慎一郎先生が、生活のなかで体が疲れにくくなる裏ワザを紹介してくれました。ちょっとした筋肉の使い方で、体が楽になるようです。
重いカバンを持つときの裏技
重いカバンを持つにも、疲れにくい裏ワザがありました。オススメの方法は手の甲を上にして、カバンを腕にかけるというもの。腕の向きを変えるだけで発揮できるパワーが全く違うようです。
通常の手の向きだと、腕だけでカバンを支えることになりますが、手の甲を上にして体の前につけると、背中の筋肉も使えるとのこと。ポイントは少し肩を前に落として、背中の筋肉を使いやすくすることです。
洗面所で楽になる動き
洗面所では腰を曲げてかがむ姿勢は、腰に負担が大きくかかります。それで、お尻を少し後ろに突き出すようにすると、疲れにくいようです。
普通に腰を曲げた時は、背中の細い筋肉を使うため、体が疲れてしまいがちです。尻を突き出した時に使うのは、太ももの大きい筋肉。大きい筋肉を使うと、体は疲れにくくなるようです。
電車で楽になる動き
スポーツ科学の深代 千之先生によると、電車が出発する時と止まる時は、足を左右に開く、電車走っている時は前後に揺れるので、足を前後に開くが良いとのこと。揺れる方向に合わせて足を開くことで、体は疲れにくく楽になるようです。
掛け声で家事の効率が大幅アップ
音声言語学の専門家、藤野先生によると、掛け声を変えるだけで、家事をおこなう際の疲れかたが全然変わってくるということ。大根おろしの時に使える掛け声は「サッ」でした。
Sの音は、頭の中で素早く動かそうと認識されるので、体も早く動くようです。
自転車をこぐ時に使うといい魔法の言葉は「スッ」でした。ポイントは小さな「ゥ」。小さな「ゥ」をいうことで、体の内側に力が入り、自転車をこぐスピードが自然と上がるようです。
屈伸運動の時にいうと良い掛け声は「ニャ〜」。体の力が抜けて、柔らかく動けるとのこと。
また、重い荷物を持ち上げるときに使う「よいしょ」は、効率的に体を使える掛け声です。「よ」は心にスイッチを入れる、「い」で腹筋に力を入れる、「お」を意識すると力を出し切る効果が期待できるようです。
そして、藤野先生が考えた、物を持ち上げる時に最も力が出る言葉は「スーッ イヤァァァ」。藤野先生によると、「スーッ」で構えに入り、「イヤァァァ」で力を爆発させることができるようです。
骨盤の動きで疲れにくい体に
スポーツトレーナーの手塚一志さんが提唱するのは、「骨盤メソッド」。骨盤の中にある、仙腸関節がうまく動くと、体は疲れにくくなるようです。
骨盤ツイストのやり方
やり方:椅子に手を置いてツイストの動きをする
ポイントは、つま先もヒザも180度動かすこと。1日1回、右足10秒、左足10秒おこなうこと。慣れてきたら、足を上げても良いようです。
また、子供がする駄々っ子の動きも骨盤を動きやすくするのに効果的。ポイントは上半身をリラックスさせ、腰だけふること。骨盤で全身をリードして動かすことです。
疲れにくい歩き方
手塚先生によると、地面にまっすぐ線があるとして、その線にかかとを乗せることをイメージしながら歩くことでした。上半身は駄々っ子の動きの要領で、腰を少し左右にふるのが良いとのことです。
その他の体が疲れない裏技
・パソコン作業をするときは、ヒジを90度にする。
・野菜を切るときの掛け声は「トントン」が良い。
:一定のリズムが生まれて均等に切れるようです。
感想とまとめ
今日のあさイチは面白かったです。番組で紹介された呼吸法やエクササイズはとても簡単でしたね。疲れない体になったら、もっとたくさんのことができそうです。さっそく、試したみたいと思います。